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メディカルケア特集シー・アール・シー検査専門の事業領域を拡大 臨床を中核に食品、水質、大気など「万一の備え」に応える
その「食の危機」に迅速に対応してきたのがシー・アール・シー(福岡市、江川洋会長兼社長)だ。医療機関の血液・尿といった臨床検査を中心とするノウハウを生かし、近年は環境問題を先取りしていち早く食品、大気、水質の各種検査、さらに企業などの健康診断、昨年からは土壌分析や医療廃棄物処理などに事業を多角化している。 昨年はグループ会社のシー・アール・シー食品環境衛生研究所にとって大変多忙な年だった。温泉施設など公衆浴場の相次ぐレジオネラ菌検出で「水質検査の依頼数が、ピーク時に10倍以上に増加するなど急激に伸びた」という。浴場経営者にとっては死活問題ということもあり担当者はフル回転。食の分野でも、従来の大腸菌とサルモネラ菌に加えて、O157が取り上げられてからは衛生管理がますます重要になり、検査依頼が倍増。同社の場合依頼先が食品メーカー、ホテル、飲食店、スーパー、外食産業、生協などですそ野が広い。学校給食の給仕人も年2回の検便が義務づけられている。大気検査についても、ばい煙などの排出についてダイオキシンなど測定の義務があり、同社ではゴルフ場など残留農薬の一斉分析を今年から開始した。 「縁の下の力持ち」が社訓 検査業界のリーダー的存在
「縁の下の力持ち」を社訓に1967年に江川社長が創業した同社は、病院1件1件を回ることからスタート。72年には業界に先駆け、オートアナライザー(自動分析器)を導入するなど最新の検査機器を駆使、検査精度にも厳しい基準を設け、常に精度向上に努める。また、検査専門業としての厚い信頼と高い評価があり、いまや検査業界ではリーダー的存在だ。 中国の大連医科大学に検査センターを持ち、人や技術の交流も行うなど、同社の検査事業の枠を超える取り組みが期待されている。
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