2003年12月号18ページに掲載

「メモリード」
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〈グループ総合本部〉
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待望の結婚式場が2都市で完成 九州・関東エリアの積極展開に弾み


10月に開業した「ロイヤルチェスター福岡」はグループ19番目のウエディングホール
 冠婚葬祭業の地場最大手、メモリード(長崎県長与町、吉田茂視社長)は10月、グループ19番目の結婚式場「ロイヤルチェスター福岡」を開業した。念願の婚礼専門式場の完成で、同グループは福岡における事業展開の基盤が整った。12月には、同じ名を冠した結婚式場が福岡を上回るスケールで群馬県太田市に誕生する。

“チェスター”冠した欧州宮殿細部にわたり徹底した本物志向

吉田茂視社長
 「2度と造れないような夢の宮殿」−オープニングセレモニーのあいさつで、吉田社長は「ロイヤルチェスター福岡」を、こう表現した。700年前の街並みを今に残す英国・チェスター市と協定を結び、同国の伝統と気品を具現化した「ロイヤルチェスターホテル長崎」(長崎県長崎市)を開業したのが97年3月。それから6年半の歳月を経て、同ホテルの遺伝子を受け継ぎ「ロイヤルチェスター」を冠したウエディングホールとして「ロイヤルチェスター福岡」は、福岡市と隣接する大野城市に完成した。「本物だけを追求する」という長崎の伝統を受け継ぎつつ、これを上回るスケールと内容で、早くも大きな反響を呼んでいる。
 中世ヨーロッパの宮殿を彷彿(ほうふつ)させる外観は、欧州貴族が好んだパラディオ様式を採用。豪華さだけでなく高い気品を醸し出す。中央が吹き抜けの館内(高さ27メートル)は、貴族の憩いの場であるパティオ(中庭)を再現。天井のステンドグラスにモザイク模様の床、石造りのアーチなど、すべてに荘厳さが漂う。大聖堂「チェスター・カテドラル」には、ドイツのメイヤー社が1930年に制作し、その後フランスの教会に飾られていた15枚のステンドグラスを移築。パイプオルガンや祭壇、イス、大理石のバージンロードなど、まさに「夢のような宮殿」を実現している。また、洗練された家具や調度品、シャンデリアがあるバンケットホールは、120人収容が2室、60人収容が1室で、仕切りをはずすと200人収容の披露宴会場として使用可能。宴会やコンベンション施設としても十分な機能を持っている。
大聖堂「チェスター・カテドラル」
 ロイヤルチェスター福岡がある大野城市は、春日、太宰府、筑紫野など周辺3市とともに、福岡市のベッドタウンとして急速に人口が増加している。4市の人口を合わせると約35万人、周辺市町まで含めると商圏人口は約50万人に上る。その一方で、シティーホテルが1軒もなく、多くの婚礼が福岡市へと流れていた。吉田社長があえてブライダル激戦区・福岡市を避けた理由もここに集約される。初年度の年間ブライダル数を500組に設定するが、「開業1カ月で200組が決定」しており、早くも吉田社長の狙いが見事に的中している。
 加えて、交通アクセスの良さがある。例えば、車なら、JR博多駅から20分、春日駅からだと3分の距離。九州自動車道から福岡都市高速のルートを利用する場合、水城ランプか大野城ランプから5分以内と近い。西鉄電車を利用すれば、福岡天神駅から電車で15分、春日原駅で下車し徒歩5分と、域外からの招待客も利用しやすい距離にある。

関東で急伸のベッドタウンにもう1つのチェスターが完成

12月群馬県太田市に開業する「ロイヤルチェスター太田」
 九州では福岡、長崎、佐賀、宮崎にネットワークを張るメモリードグループがもう一つの重要拠点に据えるのが東京、埼玉、群馬を中心とした関東エリアだ。同エリアを代表する結婚式場が今年12月、東京のベッドタウンとして人口が急増している群馬県太田市に誕生する。それが、チェスターの名を冠したもう一つのウエディングホール「ロイヤルチェスター太田」だ。約4600平方メートルという敷地には、福岡と同様、本物だけを具現化した建物や内装、設備が壮大なスケールで広がり、優雅で華麗なブライダルシーンを演出する式場となっている。
 ロイヤルチェスター太田まで含めて20の結婚式場と15のチャペル、40の葬祭場、2つの法事会館と、着実にネットワークを拡大しているメモリードグループ。吉田社長は、グループ全体の今期売上高350億円を創業35周年を迎える05年には400億円に乗せる計画を持つ。当然、九州・関東両エリアで、ロイヤルチェスターの名を冠した結婚式場を今後の事業展開の重要な基盤に据えている。
 合わせて、同グループでは互助会の会員数およそ80万人という人的ネットワークを活用して事業の多角化も進めている。その一つが、約35万世帯に配付している機関誌「ありがとう」で扱う通信販売だ。健康志向や食の安全性に対する意識の高まりを受けて、商品構成も徐々に充実しており、順調に売り上げを伸ばしている。また、福岡では7月から九電工との共同出資による人材派遣会社「ベルスタッフ」を設立。冠婚葬祭業に携わる立場からプロフェッショナルな人材を派遣し、利用者から高い評価を得ている。「お客さまにありがとうと感謝されるような企業づくり」(吉田社長)への挑戦は今後も続く。

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