2003年11月号133ページに掲載
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福岡倉庫

富永 太郎社長

福岡市東区多の津2-9-8
TEL.092-611-6151
FAX.092-621-2373
URL http://www.fukuokasoko.com


九州の物流を一手に 運送から在庫管理まで一貫物流を積極的に展開


全国に物流ネットワーク創業55年の信頼築く

 倉庫・引越・運送の3事業を展開する地場大手の福岡倉庫は、顧客の物流をすべて担う「一貫物流」で、物流効率化とコストダウンを提案している。
 ユーザーが運用する物流は、従来から運送先によって使う運送会社が異なるケースがあり、これだと運送便を発注する側からすれば大変手間がかかるうえ、コストもばかにならない。そこで同社は全国各地の運送会社と提携し、1日200台は稼働する運送ネットワークを構築。中央から九州への帰り便を活用するなど、トラック運送情報と運送ニーズとを結び付け物流を一本化、物流のムダを省く効率的な運営を行い、得意先から好評を得ている。
同社の誇る移動ラック式書庫
 一方、福岡地区に7カ所、床面積が計3万平方メートルを超える倉庫群では、保管ばかりか流通加工や在庫・品質管理も手がける。その基盤となるのが業界でいち早く導入した拠点間をオンラインで結ぶ情報ネットワークで、出入庫作業の精度と効率を一段と引き上げた。定温倉庫では温度管理のノウハウも持ち、グループの福岡運輸と連携、定温輸送で食品や医療品に対応するほか、事務機器や家電など幅広い分野で実績がある。なかでも、中央大手メーカーなどから同社が倉庫を有する九州地区の物流を一手に引き受けるという一貫物流を展開。55年の社史を通じて「九州では福岡倉庫」という確固とした信頼を築いている。 

引越、書類保管で業容拡大コンサル力、情報力を強化

 海外引越も評価が高く、米国やインドなど世界中に人やモノを移動するネットワークを持つのが自慢。もちろん国内の事務所移転も手がけ、大型ビルの引越も十分な実績がある。このほど東京支店で倉庫拡張にも乗り出した。さらに書庫を拡充させ、書類1万ケースの規模で今期中に福岡市で稼働させる予定で、業容を拡大している。8月末には国際規格のISO9001を取得しており、引き続き環境マネジメントの同14001取得も目指している。
 「いずれ景気は良くなっても荷量は減り続ける。業界は物流のプランニング力があるか否かを境に2極化している」と見る富永太郎社長は、業界での生き残りをかけてコンサルティングと情報管理の能力向上を強化する。現状に居座ることなく、さらに高度化する物流ニーズに積極的に対応していく構えだ。

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