2002年11月号111ページに掲載
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長崎特集・・・宅島建設

地域とともに夢をかたちに

多方面から文化・スポーツ活動を後方支援

宅島 壽雄社長
 昨年に創立50周年を迎え、100周年に向かって新たな地歩を踏み出した宅島建設(長崎県小浜町・宅島壽雄社長)。同社には本業である建設業に加えて、長崎県内におけるスポーツ大会の開催や各種文化活動の支援を数多く手掛ける地域貢献企業としてのもう一つの顔がある。「長崎の文化・スポーツの発展に寄与することで少しでも地元に貢献したい」という基本姿勢を具体化した取り組みは、大きな功績を残している。

<小見出し1(Rodin DB)>

20年来にわたるスポーツ支援


 宅島建設が手掛けるスポーツ・文化支援事業は、長崎県ジュニア・ユースサッカー選手権大会の開催や地元に伝わる和太鼓「小浜太鼓」の保存、第三セクター施設の運営継承など。この多岐にわたる活動の発端は島原商業サッカー部への支援にまでさかのぼる。
 当時、同校サッカー部監督だった小嶺忠敏監督(現・県立国見高校サッカー部総監督)と宅島社長は、高校時代からサッカーを通じての旧知の仲。この縁と「青少年の健全育成に少しでも貢献したい」という思いが重なり、20数年にわたるスポーツ支援が続いている。
 今年で10回目を迎えた同社が特別協賛する「宅島建設杯長崎県ジュニア・ユースサッカー選手権大会」は、全日本ジュニア・ユースサッカー選手権の長崎県予選大会を兼ねる。参加チームは年々増加し、今大会は97チーム、2000人と同様の大会としては県内最大規模を誇る。この大会からは現在、約40人のJリーガーと3人のJリーグ監督を輩出していることからも同大会が県サッカーレベルの向上に大きく貢献してきたことがうかがえる。 <小見出し1(Rodin DB)>

文化を創出しはぐくむ支援策

 宅島建設が手掛ける文化支援事業を代表するのが「小浜太鼓保存会」の運営といえる。同保存会は「日本各地に伝わる打法やリズムを掘り起こし現代風にアレンジすることで、和太鼓を現代に生きる伝統芸能として残し町を活性化する」ことを目的に昭和56年に設立された。
 県や小浜温泉の観光PR、チャリティーコンサートの主催及び演奏協力、県内外各種団体との交流など活動範囲は幅広い。また筑波科学万博やアジア太平洋博覧会、日蘭交流400周年記念事業など県内外のイベントにも多数参加しており今や県を代表する伝統芸能のひとつとなっている。地元中学校の課外授業にも取り入れられるなど果たす役割も大きい。またヴァイオリンリサイタルの後援など同社の文化的な支援は新たな広がりを見せている。
 総工費3億円をかけて昨年10月にリニューアルオープンした「雲仙スパハウス・ビードロ美術館」も地域密着型の経営理念を具体化した実例といえる。同美術館は破たんした第三セクターの温泉施設を継承したもので、温泉・美術館・ガラス工房がある。屋久杉風呂や砂風呂など本物にこだわった4種類の風呂は開業当初から高い人気を得ている。ビードロ美術館は19世紀の銘品グラス300点を展示、ガラス製作の見学や体験コースも楽しめることなどが話題となり開館1年目の来場者数は約20万人と早くも雲仙だけでなく島原観光の名所のひとつとなっている。
 同社のスポーツ・文化支援事業は、長崎県におけるスポーツ・文化発展の一翼を担い続ける。

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