2002年11月号96ページに掲載
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長崎特集・・・長崎銀行

「新生長崎銀行」へ

90周年を節目にさらなる躍進図る

高田 浩司頭取
 長崎銀行(長崎市・高田浩司頭取)は、平成13年12月に、福岡シティ銀行(福岡市・四島司頭取)と経営統合し、「新生長崎銀行」としての躍進を図っている。また、今年11月に創業90周年を迎え、その伝統に受け継がれた「お客さま第一主義」と「創業のこころ」を大切にしながら、「地域に支持され、存在感のある」銀行を目指している。

  <小見出し1(Rodin DB)>

ひと味違った長崎銀へ


 大正元年、長崎貯金として発足した長崎銀行は平成14年11月11日に創業90周年になる。創業以来、長崎、福岡、佐賀、熊本の北部、中九州4県を営業基盤として、地元の中小企業・個人との共栄を目指し「地域に根ざした金融機関」として歩み続けてきた。
 しかし、時代の流れとともに、顧客のニーズは年々多様化し、質の高いサービスが求められるようになった。このため同行は、その要望に十分に応える地域銀行としての使命を持ち続けるため、平成13年12月、福岡シティ銀行とのグループ化による経営統合に踏み切った。その過程で、福岡県内の10店を福岡シティ銀行に営業譲渡し、地元の長崎を中心に経営資源を集中させている。
 経営統合はすでに「統合実現」から「統合効果追求」の段階へと着実に進んでおり、その成果も上がってきている。「統合メリットの追求」ではリテール分野に強い新商品サービスを導入するなど人的交流にも積極的に取り組み、収益力強化に向け新たな基盤構築を図っている。
 同行は、強固な経営基盤を構築するため、平成13年下期、「営業力の強化」「信用リスク管理の強化」のほか、「ローコスト経営」「人材育成」「統合メリットの追求」という5つの重点課題を掲げ、その実現に取り組んでいる。
 まず、「営業力の強化」では、すでに提供を始めている福岡シティ銀行のノウハウを生かした「各種目的に応じた個人ローン」や無担保・無保証の事業者向け「クイックビジネスローン」のほか、定期性預金ペイオフ解禁に対応した「ネットワーク定期」などは顧客から好評を得ている。この点で「ひと味違った長崎銀行」へ生まれ変わりつつあると言える。 <小見出し1(Rodin DB)>

シティ銀との連携強化

 次いで「信用リスク管理の強化」だが、平成14年4月、これまでの「企業支援班」を発展的に解消し、「企業支援室」を設けた。これは新たな不良債権の発生防止と業況不振先の再建取り組みを強化するのが目的だ。すでに取引先と一体となった取り組みで実績を挙げつつある。
 経費削減はあらゆる企業の永遠の課題だ。そこで同行は重点課題の1つに「ローコスト経営」を掲げた。物件費、人件費などについて専門委員会をつくり、経営効率化に努力している。
 金融商品の高度化などにより取引先のニーズの多様化、高度化に対応する人材育成では、福岡シティ銀行の経営ノウハウの導入、研修制度への参加などで行員一人ひとりのスキル向上に努めている。
 こうした中、親銀行の福岡シティ銀行が西日本銀行(福岡市)と平成16年10月に合併することが決まった。金融機関を取り巻く環境は今後一層の厳しさが予想されるなか、「新生長崎銀行」として長崎県を中心に従来に増してのリテールに特化した地域に存在感のある銀行を目指している。

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